梅雨から夏にかけて、急激に増えてくる厄介な害虫――それが「ゴキブリ」です。湿気と高温を好むゴキブリにとって、この時期はまさに繁殖のベストシーズン。
家の中で見つけてしまったときの恐怖、想像するだけでゾッとしますよね。
この記事では、ゴキブリを家に寄せつけない予防策から、出てきた場合の撃退法、さらに季節ごとの対策スケジュールまで詳しく解説します。
なぜ梅雨〜夏にゴキブリが増えるのか?
湿度と気温が大きな要因
ゴキブリが好む環境は「温かくてジメジメした場所」。つまり梅雨〜夏の日本の気候は、ゴキブリにとって天国そのもの。特に気温25〜30度、湿度60%以上で活発に動き出します。
食料が豊富になる
夏は食品の腐敗も早く、生ゴミや食べこぼし、ペットフードなどがエサになりやすい時期。冷蔵庫に入れ忘れたおかずや、洗い残した食器がゴキブリを呼び寄せてしまいます。
ゴキブリを寄せつけない5つの予防策
① 食べ物の管理を徹底する
- 生ゴミは必ず蓋つきのゴミ箱に捨てる
- 食後はすぐに食器を洗う
- お菓子や乾物は密閉容器へ
② 水回りを乾燥させる
- シンクは夜に水分を拭き取り、布巾で乾燥
- 洗面所や風呂場の排水口は定期的に掃除
- エアコンのドレン周りにも注意
③ 家の隙間をふさぐ
- 排水口のすき間に防虫キャップを
- 網戸の破れは早急に修理
- ドアや窓の隙間に隙間テープを貼る
④ 段ボール・紙類を溜めない
段ボールや新聞紙はゴキブリのすみかになります。ネット通販の空き箱はすぐに処分しましょう。
⑤ 市販の忌避剤を活用
- ゴキブリよけスプレー(天然ハーブ系もおすすめ)
- 忌避剤を玄関や窓付近に設置
- ベランダにもスプレーすると効果的
もし出てしまったら…効果的な駆除方法3選
① スプレーで撃退(即効性)
殺虫スプレーは動きを止めるのに効果的。瞬間冷却タイプの凍結スプレーなら殺虫成分を使わず安心です。
② ホウ酸団子や毒餌(巣ごと駆除)
市販の毒餌(コンバット、ブラックキャップなど)をゴキブリの通り道に設置。見かけなくなった後も2~3ヶ月は継続して設置を。
③ 燻煙剤・燻蒸(徹底駆除)
家中のゴキブリを一掃したいなら、バルサンなどの燻煙剤が有効。ただしペットや赤ちゃんがいる家庭では使用に注意。
季節ごとの対策スケジュール
時期 | 対策内容 |
---|---|
3月〜4月(春) | 予防スタート。忌避剤設置・清掃徹底。 |
5月〜6月(梅雨) | 湿気対策・隙間対策強化。見かけたら即駆除。 |
7月〜9月(夏) | 毒餌+スプレー併用。ゴキブリ最盛期。 |
10月〜12月(秋) | 冬越しを防ぐ駆除&掃除。卵の駆除を意識。 |
1月〜2月(冬) | 巣の根絶のチャンス。粘着トラップ活用。 |
ゴキブリが出やすい場所とチェックポイント
- キッチン下の収納(特にシンク下)
- 冷蔵庫の裏や電子レンジの下
- 洗濯機・乾燥機の裏
- ベランダのプランター周り
- エアコン内部(夏前に清掃を)
おわりに|早めの対策が「見ない家」への近道!
ゴキブリ対策は「出てから」では遅いのが現実。特に梅雨から夏にかけては、いかに事前に侵入させないかがカギです。
衛生的な生活環境は、ゴキブリだけでなくダニ・カビなど他の害も防げます。少しの手間を惜しまず、今日からできる対策を始めましょう!

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