はじめに:カメムシに悩まされていませんか?
春から秋にかけて、特に気温の高い時期になると突然現れるカメムシ。
「窓を開けたら入ってきた」「洗濯物にくっついていた」「部屋に強烈な臭いが…」など、多くの家庭で悩まされています。
この記事では、カメムシの発生原因・侵入経路・効果的な予防・駆除方法までを徹底解説します。日常生活で実践できる簡単な対策から、業者に頼むべきレベルまで幅広く紹介します。
目次
- カメムシとは?特徴と種類
- なぜカメムシが家に入ってくるのか?
- カメムシが好む環境とは?
- カメムシ対策【予防編】
- カメムシ対策【駆除編】
- カメムシが出やすい時期と季節ごとの注意点
- 市販のおすすめカメムシ対策グッズ
- 業者に頼むべきケースとは?
- まとめ:できることから徹底対策を!
1. カメムシとは?特徴と種類
カメムシは「半翅目(はんしもく)」に属する昆虫で、特徴は刺激すると強烈な悪臭を放つこと。日本に多く生息している代表的な種類は以下の通りです。
- クサギカメムシ:最もよく見かける種類。果物や野菜に被害を与える。
- マルカメムシ:特徴的な丸っこい形態をしている。 小型で集団で行動することが多い。
- チャバネアオカメムシ:緑色の体色と茶色の翅が特徴のカメムシ。
【豆知識】なぜ臭いの?
臭腺から分泌される物質が原因。敵から身を守るための防御機能ですが、あの独特な匂いは人間にとってかなりの不快感を与えます。
2. なぜカメムシが家に入ってくるのか?
カメムシが屋内に侵入する理由は主に以下の3つです。
- 越冬のために暖かい場所を求めてくる
- 夜間、室内の明かりに引き寄せられる
- 洗濯物などに付着して侵入する
特に秋になると、冬を越すために家の中へ入ろうとする個体が増えます。網戸のすき間や換気扇、エアコンの配管などから侵入してくるケースも多くあります。
3. カメムシが好む環境とは?
カメムシは以下のような環境を好みます。
- 暖かくて風が通りにくい場所
- 明るい照明(特に蛍光灯や白熱電球)
- 草木が多いベランダや庭
- 果物や野菜が育っている家庭菜園
特に自然豊かな地域では発生しやすく、洗濯物やカーテンに潜んでいることもあるため注意が必要です。
4. カメムシ対策【予防編】
カメムシを家に入れないための「予防対策」がとても重要です。以下をチェックしましょう。
◎窓やドアのすき間を塞ぐ
- 隙間テープやパッキンでしっかり密閉
- 古い網戸は目が荒くなっているため、防虫用の網戸(18メッシュ以上)への交換が効果的
◎洗濯物は取り込む前にチェック!
- 外干しする場合は、取り込む前に必ず裏表をチェック
- 夜間は干さないようにする(光に寄ってくる)
◎ベランダや玄関周りの清掃
- 草木の剪定を行い、虫の隠れ場所をなくす
- 防虫スプレー(ピレスロイド系)を撒いておく
◎網戸に防虫スプレーを使う
- 市販の「カメムシ用忌避スプレー」を網戸に吹きかけておくと効果的
- 持続性のある商品を選ぶのがコツ
5. カメムシ対策【駆除編】
◎直接触れずに処理するのが鉄則!
カメムシは刺激を与えると臭いを出します。素手でつかんだり、つぶしたりするのはNG。
●おすすめの駆除方法
- 掃除機で吸わない!→ 臭いが本体に残る
- テープで貼り付けて処理:ガムテープで優しく包むように捕まえる
- 中性洗剤+水のスプレー:息の根を止めつつ臭いを出させない
- 冷却スプレーで動きを止めてから処理:殺虫スプレーより臭わない
◎駆除後の掃除と消臭
- スプレーやテープで捕獲したらすぐに密封してゴミ箱へ
- 匂いが残った場所には消臭剤・アルコールスプレーなどを使用
6. カメムシが出やすい時期と季節ごとの注意点
季節 | 発生傾向 | 対策ポイント |
---|---|---|
春 | 活動再開 | 予防の徹底(網戸・草木) |
夏 | 増加 | 洗濯物や夜間の明かりに注意 |
秋 | 越冬準備 | 家への侵入防止が重要 |
冬 | 屋内で休眠 | 暖房や照明で活動することも |
7. 市販のおすすめカメムシ対策グッズ
● カメムシ用忌避スプレー
→ 網戸・窓枠に使えるタイプ。持続性が高いものを選ぶと◎。

● ベランダ・玄関用虫よけ剤
→ 設置型タイプで手間が少なく、風の通る場所に設置すると効果的。

● 防虫ネット・網戸補修グッズ
→ 侵入経路を断つことが最大の対策!

8. 業者に頼むべきケースとは?
以下のような場合は害虫駆除業者への依頼を検討しましょう。
- 年間を通じて大量発生している
- 家の構造上、侵入経路を塞ぎにくい
- 小さなお子様やペットがいて、市販の薬剤を使いたくない
- カメムシ以外の害虫も多く見られる
業者では徹底した調査・高精度の防虫施工が可能です。
9. まとめ:できることから徹底対策を!
カメムシ対策は「侵入させない」ことが第一歩です。
網戸やすき間のチェック、洗濯物の確認、忌避スプレーの使用など、日常生活の中でできる対策を積み重ねることで、大きな被害を防ぐことができます。
もしそれでも被害が続く場合は、早めに専門業者に相談するのも賢明です。
毎年の悩みにならないよう、今からしっかり準備して、快適な生活を守りましょう!
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